一般社団法人日本口腔衛生学会 学会声明「生活習慣病予防と歯科口腔保健」
2023年5月19日、 一般社団法人日本口腔衛生学会から下記の学会声明が発表されました。
一般社団法人日本口腔衛生学会 学会声明
「 生活習慣病予防と歯科口腔保健
ー特定健診・特定保健指導における歯科口腔保健の展開ー」
https://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/statement/file/statement_20230519.pdf
概要は、
「日本口腔衛生学会は、特定健診・特定保健指導において歯科口腔保健が果たす役割について、コモンリスクアプローチの考え方に基づき、とくに歯科口腔保健と親和性の高い咀嚼が食生活に及ぼす影響等を中心に、以下に記す内容を提唱します。
1.歯科口腔保健対策が生活習慣病対策でもあること
2.特定保健指導を行う場として歯科医療機関が活用できること。そのための方策として、管理栄養士等が歯科医療機関で患者に指導することが可能であること、及び課題として初回面接・支援計画・実績評価を行う職種の枠を歯科専門職にも拡げること
3.咀嚼(食事をかんで食べるときの状態)の不良が疑われた受診者には、メタボリックシンドロームのリスクにかかわらず歯科医療機関へ受診勧奨を組織的に行うこと、及び速食いの(人と比較して食べる速度が速い)の受診者には、これを是正する保健指導が必要であること
4.多分野・多職種が連携したコモンリスクアプローチが必要であること
5.メタボリックシンドローム及び循環器疾患・糖尿病等の生活習慣病と歯科口腔保健との関連および因果関係を明らかにするための研究を推進すること
6.パーソナルヘルスレコードの利活用及び歯科口腔保健情報の充実と他分野の共有をはじめとする医療DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進すること
詳細はリンク先のファイルをご覧ください。