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部会長挨拶

 

2023年度より、産業歯科保健部会長に就任しました安田恵理子です。

 2007年に設立され、初代部会長の藤田雄三先生、前部会長の加藤元先生が築いてこられた産業歯科保健部会を、更に発展させていけますよう尽力する所存です。

 産業保健においては業務起因性の健康問題と、健康寿命の延伸の為にも健康増進といった観点からの予防の取り組みが重要ですが、ここ近年、この取り組みも、化学物質の自律管理への移行やTHP(トータルヘルスプロモーション)の改正が行われる等、働き方改革をベースにコロナ感染の時期を経て、大きく考え方のパラダイムシフトが起こってきております。

 この間、歯・口腔の健康が全身の健康に影響を及ぼす知見も多く積み重ねられ、まさに「お口は全身の健康の入口」とも言われております。今後の産業保健においては、一次予防・ポピュレーションアプローチが重要となって来ますが、歯科が果たす役割はかなり大きいと期待されております。

 日本産業衛生学会は、産業医部会、産業保健看護部会、産業衛生技術部会、産業歯科保健部会と、多職種が交流し活動出来る、他の学会にはなかなかみられない魅力に溢れています。

 産業歯科保健部会は、歯科関係者が研鑽出来る場であることは勿論、歯科以外の職種が歯科について知りたい学びたいという要望に応える場であり、両者が交流出来るプラットフォームのような場としての活性化を目指しております。

 今後、情報の発信をはじめとして、順次産業歯科保健部会のHPを充実させていきますので、ご期待下さい。

 他にも新しい活動を計画していく所存ですので、皆様の温かいご支援ご協力をお願い申し上げるとともに、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。